わきがの治療法と費用は?保険って適用されるの?

治療

わきがの手術にはどれくらいの費用がかかるんでしょうか?

わきがの悩みを抱える人は多いものです。

今は殺菌作用のあるクリームなど、わきが対策グッズは多数販売されていますが、それらは飽くまでも対症療法で、根本治療を考えるのなら手術などの治療法に頼らざるをえない現実があります。

では、わきが手術の費用はどのぐらいかかるものなのでしょうか。

 

わきが手術は大きく分けて、保険適用と自由診療があります。

どういう基準で保険適用となるかといった詳細は一旦置いておいて、その費用面を比較すると、保険適用の場合は両脇で3万5千円強です。

これは手術代なので、アフターケアの治療代を合わせると5万円程度というクリニックが多いようです。

 

そして、保険適用外の自由診療の場合は、方法にもよりますが、メスを使った切開手術の場合は20~30万円というクリニックが多く、その方法は吸引器やレーザー、超音波やシェーバーなど、様々な機器を用いた手術法が行われています。

また、切開手術を伴わないため体への負担が少ないと注目のボトックス注射の場合は、両脇で10~20万円が一般的となっています。
ボトックスは筋肉を麻痺させる成分を注入することで汗腺の働きを鈍らせますが、半年~1年ほどで効果が無くなるので、継続治療が必要となりますから、さらに費用はかさみます。

 

わきがの治療には保険が適用になるんでしょうか?

上でも述べましたが、わきが治療で保険適用は可能です。

サキ
しかし、条件があり、保険診療のできる医療機関で、医師が保険適用と判断した場合に限られます。
といっても、実はわきがは病気ではありません。
そのため、検査で数値化された判断基準があるわけではなく、医師が臭いをチェックしてわきがか否かを判断するという古典的な方法が取られます。

 

そして、手術については保険適用となるのは剪除法です。皮弁法とも呼ばれますが、脇の皮膚に切り込みを入れて、皮膚をひっくり返してアポクリン腺を一つ一つ除去するという方法です。

剪除法は医師が目視で確認しながらアポクリン腺を一つ一つ除去することができるので確実性が高い一方で、4~5センチの切込みを入れるので傷跡は大きめになる特徴があります。

しかし、ほとんどのクリニックでは手術は日帰りで、その後は通院で経過を観察するということになります。

これに対して、ごく小さな切込みを入れ、そこから吸引器を挿入して行う吸引法や、シェーバーを利用する方法、または様々な美容外科で独自の傷痕が小さく済む手術法が開発されていますが、それらは保険適用ができないため、自費で100%の診療費用を払わなければなりません。

 

わきが手術の傷跡は残るんでしょうか?

わきが手術にも様々な方法がありますが、保険適用となる剪除法の場合は4~5センチの傷跡が残ることもあります。

皮膚を切開し、そこから裏返して汗腺を目視しながら行う手術なので、どうしても切り込む範囲は広めになってしまいます。

しかし、術後の年月が経てば傷は薄くなることと、脇には元々の縦じわが入っており、そのシワに沿って切込みを入れるので、時間が経過した後ならば、近くで注視しない限りはほとんどわからないレベルに痕は薄くなります。

 

それでも痕が残るのは避けたいという人は、美容整形外科などで行われる傷が小さくて済む手術法を選ぶことを求められます。

脂肪吸引のチューブが注入できる範囲のみを切除し、あとはチューブでアポクリン腺を吸引する方法のように、器具を挿入する手術の場合は傷跡はごく小さく済むので、ほとんどわからない状態になります。

 

また、ボトックス注射やミラドライのように切開を伴わない治療もあります。

ボトックスは永久の効き目ではないので、半年~1年後に再び行わないとまたわきがが再発してしまいますが、注射のみなので傷跡は全く残りません。

そして、ミラドライはマイクロウェーブ(電磁波)エネルギーを照射することにより治療を行うもので、切開を伴わないので傷跡は皆無です。

 

わきがは再発することはありますか?

わきが治療において、手術をすれば根本から完全に治ると思っている人は多いと思いますが、残念ながら手術をしても完全に治らないということも多くあります。

というのは、わきが手術は様々な種類が開発されていますが、「アポクリン腺を除去する」という目的は同じです。

違いは、

  • 大きく切って直接見ながら除去する方法か
  • 傷痕は小さくして手先の感覚で除去するか

といったものです。

 

再発の観点から見ると、目視で確認しながら行う剪除法が最も再発の少ない手術法と言えると思います。

この方法は皮膚を裏返して、医師が目で確認しながらはさみなどを使ってアポクリン腺を除去するので、取り残しがより少ない術法として知られています。

 

他の方法の場合は、医師の手先の感覚が頼りとなるので、医師の技量によるところも大きく、技量不足の医師が行う場合には残念ながら取り残しが生じて、完全にわきがが治らないという可能性もゼロではありません。

また、ボトックスについては既に述べているとおり、根本治癒を目指すものではありません。期間的に効果を表しますが、効き目が無くなればまた元通りの臭いを発するようになりますので、症状を抑えるには継続して注射を受け続けなければなりません。

 

ビューホット治療の効果は永久的ですか?

では、切開手術以外にわきがを根本治療する方法はないのでしょうか。

実はあります!!

それはビューホットという最新の治療法です。

これはマイクロウェーブを用いた治療を行うミラドライと似ているのですが、汗腺のみに反応する特殊な熱を与えることで、わきがの原因であるアポクリン腺の働きを破壊するというものです。

それと同時に、同じく脇にある汗腺であるエクリン腺も破壊させるので、多汗症も治療することができます。

皮膚を切開することなく、高周波の極細針を装着したカートリッジを皮膚の上から装着することで汗腺に熱を与えます。
施術時間は片側10分ほどで、術後の痛みも無いので両脇を同日に行っても生活に支障が出ることはありません。

 

また、ビューホットは1~2回の施術で治療が完了すると言われています。

その効果は体質により差があるため100%ではありませんが、わきがが再発する人は1年以内にその症状がでて、半年を過ぎれば再度受けることができます。

また、再度治療を受けた人や、1年以上再発が起きていない人はその後も再発は起きていないというデータもあります。

 

ただし、保険治療は行えないことと、最新の技術であるため、費用は1回30万円ほどかかります。

 


矢印旦那のわきが対策体験談

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